先日、東京都大田区にお伺いし、羽田空港の沖合展開で生じた跡地開発を巡り、中核となる産業・文化施設の計画概要について、調査研究をさせていただきました。
整備方針概要
「自動運転車や医療、ロボットなど先端技術の研究開発拠点を誘致。空港近接地の利点を生かし日本の伝統工芸やアートの体験スポット、空輸される新鮮な食材の販売・飲食施設もつくる。ゼネコン大手の鹿島を中心にトヨタ自動車などが協力。東京五輪・パラリンピック開催前の2020年4月の一部開業を目指す。事業費は約540億円を見込む。
鹿島グループには29の事業者が参加。自動運転車ではトヨタなど、医療・健康分野は国立国際医療研究センターや富士フイルムなどが連携する。京浜急行電鉄や東京モノレール、JR東日本も加わり、天空橋駅と施設を地下で直結してアクセスの利便性も確保する。研究者や文化・街づくりの担い手らが交流する場も設ける。全面開業は22年となる見通し。」
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成田市も国家戦略特区の指定の元、本年、医学部が新設され2020年には付属病院の開院が予定されております。しかし、本市には医学部新設により一区切り感が漂っており、これを出発点として、大田区のように成田空港を核としての空港まちづくり政策への積極的な取り組みが見えません。成田空港50年の歴史から見えてくるのは残念ながら千葉県地元自治体は空港に対して受け身であります。しかし、今回成田空港の機能拡大の元、新たに1000haの新空港建設が行われるのを機に空港を自らの財産としての政策立案を提案していきます。