今年も(12月2日、3日)東京大学で上昌広先生等が主催された「現場からの医療改革推進協議会・第12回シンポジウム」に参加しました。私は第5回から参加しており、第10回では成田医学部新設等に関する発表者として登壇もさせていただきました。2日間のシンポジウムの議論は医療だけに留まらず今後の日本の進路や、教育について大変示唆に富んだものでありました。日頃より、ご指導いただいている渋谷健司・東京大学大学院教授から現在の保険医療は金融ビッグバンの時と同じように、健康ビッグバンといえる激動の時期を迎えています。「ムーンショット」が今こそ必要であるとのご講演がありました。そこで、私は成田の「ムーンショット」として、成田国際空港と国際医療福祉大学を核に、成田山開基1100年、成田国際空港開港60年を迎える2038年を見据えて「成田を日本のジュネーブに」の都市づくりのため「成田医療2038」を明年(1080年、40年)着手したいと計画しています。
※ムーンショット
50年以上前、アメリカ大統領のジョン・F・ケネディは次のように述べて、世界の夢をふくらませた。「我が国は目標の達成に全力を傾ける。1960年代が終わる前に、月面に人類を着陸させ、無事に地球に帰還させるという目標である」。こうして、ムーンショット(月ロケットの打ち上げ)という言葉は、「困難な、あるいは莫大な費用のかかる取り組みで、実現すれば大きなインパクトが期待できるもの」を意味する用語となった。
(参考:http://www.dhbr.net/articles/-/2260)
東京大学 本郷キャンパスの銀杏並木